安永ノリカズのゲーム制作&Javaサンプル集


本を買うのはプログラマーの宿命だ!

オススメJava参考書・書籍

Javaの勉強に役立つ参考書を紹介します。 参考書は数冊を組み合わせて使うのが基本。自分にぴったりの組み合わせを探してください。 プログラムが初めての人は「入門書+サンプル集」、 初心者だけど、やりたいジャンルが決まってる人は「入門書+解説書」、 他言語の経験者や、Webで入門レベルの知識を習得している人は「サンプル集+解説書」の組み合わせが効果的です。 もちろん、片っ端から気になる書籍を買うのが最高にして最強。 良い書籍を見抜く力も、プログラマーの資質の一つですので、身銭を切って鍛えるべしです。


やさしいJava

高橋 麻奈
ソフトバンクパブリッシング
価格 ¥ 2,730
[入門書]

まったくの未経験者でもプログラムが組めるようにと書かれた入門書。 売れ行きもいいみたいで、平積みになってる本屋が多いですね。 Javaの基本文法とオブジェクト指向の解説が中心で、サンプルの多くはコマンドラインアプリケーションです。 アップレットに関する説明が多少ありますが、AWTやSwingに関する説明はありません。 図解による説明が多く、やわらかいタッチの絵が印象的です。 定番の入門書ですので、まったくのプログラム初心者の人は、一度手にとってみるといいでしょう。


最新Java逆引き大全 550の極意

高橋 和也
秀和システム
価格 ¥ 2,625
[サンプル集]

様々なジャンルのサンプルプログラムが載ってます。コマンドラインアプリ、アプレット、AWT、Swing、 データベース、JSP、サーブレット、iアプリ、JBuilder、Eclipseなどなど盛りだくさん。 Javaが形作る世界がまだ見えてない人には、いいカタログになるでしょう。 サンプルは「こういう機能がある」というのを紹介するスタンスなので、 実用的じゃないと感じる部分もありますが、この本はそう最初から割り切って読むべきです。 ページ数が多く、紙質も厚めなせいか、使い込むうちに本の背中がバキッと折れて、 そこからページが外れていくこともあります。 JDK、Tomcat、iアプリ、統合環境など、それぞれのセットアップ方法が一冊に載ってるのも、初心者には嬉しいですね。

Java GUIプログラミング〈Vol.1〉さらにパワーアップしたSwing
大村 忠史
カットシステム
価格 ¥ 3,990

Java GUIプログラミング〈Vol.2〉さらにパワーアップしたSwing
大村 忠史
カットシステム
価格 ¥ 4,410

Java GUIプログラミング〈Vol.3〉さらにパワーアップしたSwing
大村 忠史
カットシステム
価格 ¥ 4,410
[解説書]

Swing本の最高峰といえるでしょう。豊富なサンプルと詳細で適切な解説が満載です。 2001年に発売されたVol.1に、「Vol2, 3発売予定」とあるのをみて、待ち焦がれること3年近く。 ついに2004年に全巻が出揃いました。 かなり深くSwingを掘り下げていて、この本にしか載ってない内容もたくさんあります。 例えば、JTableに関しては、このシリーズの詳しさはダントツです。 この本に出会ったおかげでSwingに対する理解が一気に深まった、そんな一冊。 『愛のJava256本ノック』的には、もっともオススメの参考書です。 3冊をいっぺんにそろえると結構な値段になってしまいますが、プログラマーが書籍代をケチってはいけません。
【出版社サイト】
さらにパワーアップしたSwing Java GUIプログラミング Vol.I
さらにパワーアップしたSwing Java GUIプログラミング Vol.II
さらにパワーアップしたSwing Java GUIプログラミング Vol.III


増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門

結城 浩
ソフトバンクパブリッシング
価格 ¥ 3,990
[解説書]

非常に評価の高い書籍で、すでに歴史的名著の風格すらあります。 デザインパターンとは、オブジェクト指向プログラムにおける定石、お決まりのパターンを23個リストアップしたもの。 オブジェクト指向の概念を知っていても、どう利用するのかわからない人には、またとないお手本といえます。 また、JavaのAPIライブラリは、このデザインパターンを随所で採用してますので、 APIドキュメントを読みこなす上でも、重要な知識といえます。 もう初心者の域を脱したと感じたときに、真っ先に読んで欲しい一冊ですね。


稼げるJava!―今より楽するコーディング

マルチパラダイムシステムズ
技術評論社
価格 ¥ 1,974
[副読書]

初心者向けに、実践の場における基本的なノウハウを記した書籍。参考書というよりは、読み物に近いかな。 いわゆる「256倍シリーズ」に似た、ユーモア&毒舌文体が特徴的です。 中でも面白いのが、「コンパイルエラー」に関する記述。 javacが出すコンパイルエラーを「日本語じゃない」と切り捨てておいて、 その読み方を指南する部分は、とても痛快です。 また、オブジェクト指向の説明も、変に概念的にならないよう、うまくまとめられていて、なかなかに秀逸。 Javaのコンパイルエラーやオブジェクト指向に悩まされている初心者がこの本を読めば、 パッと光明が射すかもしれません。